日本マクダーミッド、鈴木氏が日本MID協会役員に選出

 日本マクダーミッド( http://www.macd.co.jp/ )は、同社の鈴木誠司氏(エレクトロニクス営業課 係長)が日本MID協会の役員に選出されたと発表した。

 同協会幹事就任にあたり鈴木氏は、「約1年の協会活動を通じMIDが今の産業界に求められていることを確信しており、より一層の協力が必要であると痛感している。今回幹事に就任させて頂き、微力ながらこの事業の一角に加わることができ非常に光栄だ。この技術が普及することで日本のものづくりが活気づき、我社の発展にもつながればさらに有り難く思う」と述べている。また、ジュリアン・ベイショア社長は「海外ではMIDが一大産業化しており企業城下町が形成されているほどだが、日本市場では様々な理由からそれほどの普及には至っていない。特に薬品メーカーが積極的に協力する体制はほとんどない。 弊社の協力により、日本にもMID城下町が誕生すればこの上ない喜びだ。日本の『ものづくり』の実力をもって、MIDのインフラがさらに充実すれば、日本のMID製品(あるいは部品)メーカーが世界中から大量受注を得る日も夢ではないと考える」と話している。

 MID(Molded Interconnect Device)は、3次元成形回路部品であり、成形樹脂に回路などを付加することにより完成品の大幅な小型化が期待できる技術。スマートフォンや自動車、医療機器ではすでに具体的に採用され、さらに、昨今脚光をあびているウェアラブル機器への応用が期待されている。

 同協会は、MIDに関する国内唯一の団体で、MIDに関する最新技術の紹介や海外の学協会との交流などの事業を行っている。会員は、電子部品、原料、加工、関連商社はもとより、研究者からエンドユーザまで幅広い層で構成されている。協会役員は他に、佐藤正博代表幹事(パナソニック)、吉澤徳夫幹事(三共化成)、上舘寛之幹事(LPKF Laser & Electronics)、湯本哲男監事(三共化成)が務めている。

 同社が提供するMIDプロセス薬品は、LDS(Laser Direct Structuring)工法で成形されたパーツへの優れた選択的めっき析出性の実現を可能とする。多くのプラスティック成形樹脂に対し高い歩留りを実現、浴安定性が高く、浴寿命も長いという。また、ファインピッチめっきやワイヤボンディング等、高スペックにも対応し優れたプロセスを実現する。昨今、特に高温に弱い成形樹脂向けに低温無電解ニッケルプロセスを開発、上市した。

MIDの適用事例MIDの適用事例:ステアリングスイッチ基板