人とくるまのテクノロジー展2011を開催、表面改質メーカーも出展

「人とくるまのテクノロジー展2011」会場のもよう 自動車技術会( http://www.jsae.or.jp )は5月18から20日の三日間、神奈川・みなとみらいのパシフィコ横浜で「人とくるまのテクノロジー展2011」を開催、833小間・370社が出展、52,308名が来場した。

 今年で20回目の開催を迎えた同展は、自動車業界の第一線で活躍する技術者・研究者のための自動車技術専門展として年々規模を拡大し、2010年度においては、出展社数397社(809小間)が出展し、過去最大となる7万人を超える来場者があった。来場者は減少した今年だが、さらなる進化を図るべ く、新たに、EV国際会議(EVTeC’11)を開催、EV・HEVの開発技術では諸外国をリードしている日本が低炭素社会の実現に向けて「世界にその先端技術を発信する絶好の時期を迎えた」としている。

大勢の人で賑わうパーカーグループのブース 表面改質関連では、アイ・シイ・エスが230℃以下で高い密着性を示すDLC膜を中心に紹介。高面圧・無潤滑低摩擦・耐腐食性向上に寄与する技術として注目を集めたほか、溶射や窒化などを施した製品を展示した。パーカー熱処理は、韓国・J&L TECH社製のプラズマ源を組み合わせてコーティング膜が合成できる複合コーティング装置のパネル展示を行った。また日本カニゼンは、無電解ニッケルめっきの実績・採用例を展示、自動車の低フリクション・軽量化・燃費改善などを目的とした採用例を幅広く紹介した。

 モータースポーツで豊富な実績を持つ不二WPCは、金属に微粒子を投射して金属の疲労強度・耐摩耗性を向上するショットピーニングやアルミ合金への密着性を高めるDLCコーティングを成膜したピストンなどを展示、解説を行った。日本エリコンバルザースは、高性能カーボンコーティングを施したピストンリングやギア、エンジンバルブなどパワートレイン部品の軽量・コンパクト化を具体的なデータとともに紹介した。スルザーメテコジャパンは、最新の溶射装置および溶射サンプルを展示。併せてヨーロッパなどで豊富な実績を持つメタプラスのPVDサンプルやシンクロナイザーリングなどの展示と技術紹介を行った。