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第9回ものづくりワールド名古屋

 

真和工業と三菱重、松阪市に民間航空機部品の表面処理・塗装を手掛ける合弁会社

 真和工業と三菱重工業は、三重県松阪市に民間航空機部品の表面処理および塗装を手掛ける合弁会社「松阪APM」を設立した。同社は航空機部品生産協同組合(松阪クラスター、三重県松阪市)に加入予定で、三菱重工グループが開発している次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の量産や、ボーイング社向け民間航空機の増産に対応するため、2017年度の生産開始を予定している。

 真和工業は、トヨタ自動車の協力企業で自動車の内外装部品を生産する小島プレス工業(愛知県豊田市)の100%出資子会社。金属・樹脂部品の開発、設計、製造および物流管理を手掛けている。

 松阪APMの資本金は1億円で、真和工業が51%、三菱重工業が49%を出資。本社・工場を松阪クラスター内に構える。社長には真和工業から小島隆史が就任した。

 松阪クラスターは、メーカーが集結し、加工から表面処理までの一貫生産を可能とする小物航空機部品製造拠点となる計画であり、松阪APMは、他のクラスター参画各社と協力し、従来にない短いフロータイムで効率的な部品生産の仕組みをつくり上げる。