三菱マテリアル、フッ素機能性コーティングシリーズおよびその応用製品を発売

 三菱マテリアル( http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/ )の電子材料事業カンパニーと同カンパニー所管の連結子会社である三菱マテリアル電子化成は、新たなフッ素機能性コーティングシリーズおよびその応用製品の生産体制を確立し、「エフロンティア」の商標で発売を開始した。

 エフロンティアとは、同社独自の電解フッ素化技術(Electrochemical Fluorination)の頭文字EFと開拓者精神(Frontier)とを組み合わせた造語。独自のフッ素化合物とその応用製品によって電子材料分野などの枠にとらわれず、新市場を創出するという意思を込めている。今後も、応用製品の拡充を図り、2025年には30億円の販売を見込んでいる。

 エフロンティアは、同社が開発した親水性(水に馴染む性質)と撥油性(油を弾く性質)の両方の特性を併せ持つ親水撥油機能を有する「フッ素化合物」をベースにした製品群の総称で、次の2アイテムを発売し、今後随時アイテムを追加していくという。

  1. 親水撥油フィルタエレメント/フィルタユニット
    親水撥油機能をフィルタに付与することにより、油は通さず水のみ通すフィルタで、簡易・迅速・高精度な油水分離が可能。コンプレッサドレンや機械加工後のワーク洗浄の廃水等の排水処理、各種生産工程での油水分離等の広範なニーズに応えるため、タイアップするフィルタメーカーでは新工場を建設して供給体制を整備している。
  2. 防汚塗料ラインアップ
    次の防汚塗料を製品化。
    ・撥水撥油系塗料
    独自のフッ素化合物による高い撥油性を由来とする防油機能と高い耐久性を具備。
    ・親水撥油系塗料
    防油機能に加え、親水性による易洗浄性とリペア性を付与。
    油汚れの程度や清掃頻度に合わせてラインアップの中から選択。業務用厨房や各種工場の生産ラインにおける油汚れ対策への利用が期待される。

三菱マテリアル「施工例:防汚塗料(撥水撥油系)」施工例:防汚塗料(撥水撥油系)…SUS板に油(n-ヘキサデカン)を滴下した場合、防汚塗料塗布前(写真左)は、油が付着し筋状に流れているが、防汚塗料塗布後(写真右)は油滴のまま滑り落ちる。