ヘンケルジャパン、「エレクトロセラミックコーティング」の設備販売を本格化

 ヘンケルジャパン( http://www.henkel.co.jp/ )のジェネラルインダストリー事業本部は、ツカモトと提携し、今年2月に軽金属表面処理技術「エレクトロセラミックコーティング(Electro Ceramic Coatings:ECC)」の量産ラインを愛知県のツカモト本社構内に開設し、本格的な事業展開を行っている。

 ECCは、ヘンケルが特許を有するプラズマ電解析出法で、軽金属に耐食性、耐摩耗性、塗膜密着性などの機能性を付与するコーティング技術。電気分解によって、コーティングを施したい金属の表面にプラズマを発生させ、厚さ5μm~10μmの酸化チタン被膜を形成する。アルミ/アルミ合金、チタン/チタン合金素材の筐体やパーツなどが対象で、特に厳しい環境にさらされる船舶や自動車などの駆動系部品、建築関連資材、精密機械部品などに適用されている。

 ヘンケルは、2013年に横浜アジア・パシフィック技術センターにECC処理のパイロット施設を開設している。これまで、同パイロット施設での試作を経た後は顧客側で自社ラインを用意していたが、2月のラインの開設により、試作加工から量産までヘンケルによる一連のプロセスが実現したことになる。

ヘンケルジャパン「ECC量産ライン」ECC量産ライン