NTN、能登製作所に新熱処理工場

 NTNは、石川県羽咋郡にある全額出資の生産子会社NTN能登製作所に新たに熱処理工場の増設工事を行い、このたび竣工した。NTNでは、熱処理工場の竣工によって能登地区における産業機械用軸受の一貫生産体制が確立、産業機械アフターマーケット事業の一層の拡大につなげていく。

NTN「NTN能登製作所」: NTN能登製作所NTN「NTN能登製作所」: NTN能登製作所

 NTNは、1918年の創業以来、三重県桑名市で産業機械用軸受を生産してきたが、リスク分散と大形軸受の生産強化のため、2007年以降、能登地区に生産子会社のNTN羽咋製作所、NTN宝達志水製作所、NTN志賀製作所、NTN能登製作所をそれぞれ設立し、産業機械用軸受の第2の生産拠点として、風力発電装置に使用される大形軸受や産業機械アフターマーケット市場向けの各種軸受を生産している。

 軸受の製造工程は、「鍛造」、「旋削」、「熱処理」、「研削」、「組立」の順に進行していくが、これまで旋削工程後、製品を三重県桑名市に輸送して熱処理加工を行っていた。今回NTN能登製作所の敷地内に熱処理工場が完成したことで、能登地区における鍛造から組立までの一貫生産体制を確立したもの。新工場は、新しい熱処理加工技術の導入により、設備のコンパクト化と生産性の向上、品質の向上を実現。徹底した省エネルギー仕様によって、環境に配慮した工場としている。

NTN「軸受の製造工程」: 軸受の製造工程NTN「軸受の製造工程」: 軸受の製造工程

 NTNは、2015年4月から取り組んでいる中期経営計画「NTN 100」の基本方針の一つ「攻める経営」で、アフターマーケット事業の拡大を掲げ、軸受商品の品揃え充実と生産リードタイム短縮に取り組んでいる。今回の新工場建設により、スピーディな生産と安定した供給体制を実現し、アフターマーケット事業の一層の販売拡大を加速していく。