パーカー熱処理工業、振動摩擦摩耗試験機「SRV」のワークショップを開催

 パーカー熱処理工業( http://www.pnk.co.jp/ )は10月17日、川崎市川崎区の同社川崎事業所で「SRV®5ワークショップ」を開催、ユーザー企業20数社が参加した。SRV®5は同社が取り扱うOptimol Instruments Prüftechnik社製振動摩擦摩耗試験機「SRV」の最新機種。今回のワークショップでは、ユーザーの実部品を実使用に近い環境で試験できるSRV®5の機器構成や可能な試験評価などについて、エンジン部品の試験評価をテーマに、Optimol Instruments Prüftechnik社CEOのGregor Patzer氏による講演と実機を用いたデモンストレーションで紹介した。
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 当日はまず、実部品を試験片に、揺動・回転・半径方向の3種類の運動方向の組合わせによって実使用に近い環境での試験が可能な「Combi-Drive」を紹介。ピストンアイ(ピストンヘッド)、ロッドアイ(コンロッド)と組み付けて、ピストンピンを実際の複雑なトライボ運動と実使用環境(負荷や油温など)を模擬して評価できることを、SRV®5によるデモンストレーションとPatzer氏による講演で示した。
171019PNK02: 「Combi-Drive」を用いたピストンピン試験評価のデモンストレーション171019PNK02: 「Combi-Drive」を用いたピストンピン試験評価のデモンストレーション

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171019PNK04: 講演スライドの一部171019PNK04: 講演スライドの一部

 また、ピストンリング/シリンダーライナー向け試験コンセプトについて紹介。0~90°まで試験チャンバーを傾斜できることで試験コンタクトを無段階に角度調整でき、傾斜角に則った荷重の負荷やオイル流量や油温など、実使用環境を模擬した試験が可能なことを、実機によるデモンストレーションと講演で示した。取得した試験データを統計化できる評価ツール「TriboProfiling®」を利用した評価例も紹介された。

 全ワークショップを通じて、SRV®5が「アプリケーション指向の試験機」として、専用試験片の設計から各種形状に対応する冶具の設計・製作、評価オプションの提供まで、ユーザーの実部品を実使用に近い環境で試験評価可能なシステムに構築できることが示された。