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第9回ものづくりワールド名古屋

 

ハウザー、横浜にPVD成膜装置のコンピテンスセンターを開設

コンピテンスセンタージャパンコンピテンスセンタージャパン PVD成膜装置メーカーのハウザーテクノコーティングB.V.(本社:オランダ、 http://www.hauzertechnocoating.com )は、IHI横浜事業所内に、PVD成膜装置の採用を検討している顧客によるサンプル成膜評価、顧客とのプロセス共同開発、アフターサービスの拠点となる「コンピテンスセンタージャパン」を開設した。

 同センターは、急速に拡大しつつあるアジアのハードコーティング市場における、販売力強化とサポート体制の強化を目的にオランダ本社、上海に続いて設立したもの。欧州と並んで成膜技術の工業応用先進地域である日本において、最先端技術を紹介する同社のショールームとしての役割と、アフターサービス拠点としての役割を担う。

 同センターでは、自動車エンジン部品を中心に急速に採用が広がるDLC成膜技術や同社独自の成膜技術であるHIPIMS+を搭載した最新の成膜装置を導入している。また、量産工場と同等の成膜前洗浄設備や、品質検査設備も備えており、成膜装置単体のみでなく表面改質の一貫した流れに対応することも可能となってる。

 同社は、同センターの開設の他にも、アジア・欧州地区での好調な受注に対応するため、オランダ本社工場に第2工場を建設、生産能力は20台/年で、本社工場全体の生産能力は年産25台から最大45台に拡大した。

 同社ではオランダ本社、上海、横浜の3拠点の連携により、需要の拡大するアジア市場での販売・アフターサービスを強化していく。