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第9回ものづくりワールド名古屋

 

不二WPC、「神奈川がんばる企業エース」に認定

 不二WPC( http://www.fujiwpc.co.jp/ )は、神奈川県の実施する「がんばる中小企業発信事業」の一つ、「神奈川がんばる企業エース」に認定され、12月14日に認定式が執り行われた。
不二WPC・下平英二社長(右)と黒岩祐治・神奈川県知事(左)不二WPC・下平英二社長(右)と黒岩祐治・神奈川県知事(左)

 がんばる中小企業発信事業の目的は、独自の工夫等を実施して成長した県内の中小企業・小規模企業を神奈川県が認定し、広く同県民や企業に周知することで、認定企業の社会的認知度や従業員等のモチベーションの向上を図り一層の成長を目指してもらうことが狙い。また、認定企業のモデル事例を他の企業に参考にしてもらうことで、新たに独自の工夫等を実施するなどの波及効果を生み出し、業績のアップや黒字化につないでいくことを目的としている。

 神奈川県では、新サービスの提供や、新商品を開発して売上を伸ばした企業など、ビジネスモデルの革新を成功させた企業を公募し、認定要件に適合すれば、同県が「神奈川がんばる企業」ならびに「神奈川がんばる企業エース」に認定し、企業情報や取組みの内容について積極的に情報を発信していく。

 「神奈川がんばる企業」は独自の工夫等を実施し、その後年率3%以上の付加価値額の増加や、年率1%以上の経常利益の増加を実現した企業を対象に年間50社程度が認定され、「神奈川がんばる企業エース」は「神奈川がんばる企業」のうちビジネスモデルの独創性や地域への貢献度等が特に優れている企業を対象に年間10社程度が認定される。

 今回不二WPCは、「WPC処理、DLCコーティング、超短パルスレーザ加工装置を用いた金属表面処理の受託加工」の業績で、「神奈川がんばる企業エース」に認定された。

 日本発の技術を開発者から譲り受け、金属の表面に微細な凹凸を形成する微粒子投射表面形成技術(WPC処理)を用いて、剥がれる懸念のないコーティング代替処理を実施。滑りの良さから多用されるPTFEコーティングがはく離することによる、異物の混入を防止したい食品加工業界などにおいて歩留率向上に貢献するなど、ユーザー目線の商品開発に取り組んでいることが評価された。