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第9回ものづくりワールド名古屋

 

ジュリアン・ベイショア氏(マクダーミッド・パフォーマンス・ソリューションズ・ジャパン社長)のインタビュー記事が、ジャパンタイムズ紙に掲載

 マクダーミッド・パフォーマンス・ソリューションズ・ジャパン( http://www.macdermid.co.jp/ )社長のジュリアン・ベイショア(Julian Bashore)氏に対するインタビュー記事が、『The Japan Times』3月26日号に掲載された。
Julian Bashore氏Julian Bashore氏

 インタビュー記事ではまず、1980年代から米国で需要の高まっていた、日本語を話せて日本で起きている状況を理解できるという要件を満たしていた同氏が、1993年に1年間の研究プログラムで招聘され京都に滞在した、初の日本での生活について紹介。

 また、人生における同氏のモットーとして、アンジェラ・ダックワース著『Grit:やり抜く力』から引用して、“やり抜く力のある人はコンフォートゾーン(快適で安全圏の居心地の良い場所)から抜け出して自身の限界ゾーンで鍛える”というフレーズを掲げた。そのフレーズをモットーに据えたのは、自身の長年の国際ビジネスのキャリアで得たことに通じるからと説明、「確実に勝てる賭けはせず、また、容易に手に入るものは得ようとせず、予測されるリスクはとりつつもチャレンジングな目標を設定する、という固い信念をもっている」と語った。

 さらに、日本での20年以上にわたるキャリアを通じて達成した、最も誇らしい業績については、「それまで経験したことのない“産業界”に入って、前経営者から優秀な従業員一同を託され、従業員と築いた信頼関係のもとで、従業員各自が業績に寄与していることを常に感じ取れる“顧客志向の強固な組織”に再編できた」ことを挙げた。

 日本でのビジネスの目標としては、米国本社に対して、日本でのより多くの投資を実施させるよう、従業員チームを成長路線に沿って適切に導き、長期的な戦略に基づいて事業を遂行していく、とした。

 日本で生活し就業する外国人に対しては、「製品の販売に携わる人には、日本人の影響力のある人物(インフルエンサー)との間で長期にわたる信頼関係を築くべき。そうした人物が、ゆくゆくは自社製品の優位性を語る代弁者になってくれる可能性は少なくない。私が日本で新分野に参入する際に最初にすることは、業界で高くリスペクトされるエキスパートであるオピニオンリーダー、あるいはオピニオンシェイパーを探し当て、彼らと親交を深めることだ」と自身の経験から得たノウハウを踏まえた、アドバイスを語った。