パーカー熱処理工業、テクニカルショウヨコハマに出展

 パーカー熱処理工業 加工事業本部は、2月6日~8日に横浜市西区のパシフィコ横浜で開催された第40回工業技術見本市 「テクニカルショウヨコハマ2019」に出展した。同社ブースでは、アルミシリンダーの摺動性能を飛躍的に高める「PNTプロセス」や全自動低圧浸炭・真空熱処理加工「ICBP」、環境にやさしい高性能のシアンフリー塩浴軟窒化処理「イソナイト®LS」などの受託加工サービスのほか、振動摩擦摩耗試験機「SRV®5」による受託試験サービスの紹介があった。また、同社グループ企業のパーカーS・N工業で行っているDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングの受託成膜サービスについても紹介された。

 「PNTプロセス」は、ニッケル素地に高硬度を有するSiCを分散させた複合電解めっき「PNTめっき」とホーニング加工との組み合わせによってアルミニウム合金の摺動性能を飛躍的に向上させる技術。過酷な条件下に晒される二輪/四輪車レース用アルミシリンダーにおいて、ハイレベルな耐摩耗・耐焼付き性を安定的に実現している。

 また、潤滑油剤や自動車部品の摩擦摩耗試験機のデファクトスタンダードである振動摩擦摩耗試験機「SRV®5」を用いた受託試験サービスについては、約40年にわたる同社のSRV®の販売実績と知見に基づいて、潤滑油添加剤の種類や添加量によるエンジン油の性能評価から、油中での各種コーティング膜の評価など、幅広いシミュレーション試験を実施し、信頼性の高い解析結果を報告できることをアピールした。

 パーカーS・N工業で手掛けているDLCコーティングの受託成膜サービスについては、常温~150℃前後の製品温度での低温成膜処理が可能で製品の歪を低減でき、熱処理品の焼戻し温度以下での処理による硬度低下の問題を解消できることや、イオンガンとUBMSの組み合わせによるハイブリット処理のため、密着性に優れた高品質成膜を提供できるという特徴を紹介。さらに、熱処理業者ならではの熱処理技術との複合化による、母材強度の向上とDLCの低摩擦化を組み合わせて提供できることを訴求した。
パーカー熱処理工業のブースパーカー熱処理工業のブース