第23回機械要素技術展が開催、最新の表面改質技術が展示

 「第23回機械要素技術展(M-Tech)」(主催:リード エグジビション ジャパン)が2月6日~8日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された。同展は、ベアリング・直動案内機器、ダンパー、ばねなどの機械要素や、金属、樹脂に関する表面改質技術や加工技術を一堂に集めた専門技術展。

kat1901806: 開催のようすkat1901806: 開催のようす

 今回は表面改質関連の最新技術が以下のとおり紹介された。

 不二WPC( https://www.fujiwpc.co.jp/ )では、加工が難しく脆性材料のために欠けやすく高価な超硬合金に対して、微粒子投射処理であるWPC処理によって超硬合金に圧縮残留応力を付与することで、耐久性(破壊靭性値)を著しく向上させチッピング耐性も高めるとともに、超硬合金標準面に損傷を与えない新手法を開発したことをアピールした。超硬合金の多用される金型や切削・成形加工用工具の長寿命化・トータルコスト低減に貢献できるとした。また、耐摩耗性や凝着抑制などの効果を付与できるDLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングも紹介。DLCコーティングとWPC処理を組み合わせることで密着性を高め、さらにその効果を長期間持続させることができると謳った。

kat19031804: 不二WPC「DLC処理サンプル、およびWPCとの複合処理サンプル」kat19031804: 不二WPC「DLC処理サンプル、およびWPCとの複合処理サンプル」

 ナノフィルムテクノロジーズ ジャパン( http://www.nanofilm.co.jp/ )は、特許フィルター型カソ―ディック真空アーク(FCVA)技術により、従来は処理が困難だったセラミックスからプラスチック・ゴムまで、多様な材料に対応できる平滑で高硬度の水素フリーDLCコーティング「FCVA TAC-ON™」を紹介した。また、FCVA成膜装置の提供だけでなく、試作から量産までの受託成膜サービスも受け付けていることをアピールした。

kat19031805: ナノフィルムテクノロジーズ ジャパン「セラミックスへの水素フリーDLCコーティングの成膜サンプル」kat19031805: ナノフィルムテクノロジーズ ジャパン「セラミックスへの水素フリーDLCコーティングの成膜サンプル」