島津製作所、くぼみ自動読取機能搭載モデルで操作性を大幅に向上させたマイクロビッカース硬度計

島津製作所のマイクロビッカース硬度計「HMV-Gシリーズ」マイクロビッカース硬度計「HMV-Gシリーズ」 島津製作所( http://www.shimadzu.co.jp )は、くぼみ自動読取機能搭載モデルを主力として位置づけ、デザインを一新し操作性を大幅に向上させたマイクロビッカース硬度計「HMV-Gシリーズ」の販売を開始した。

 同シリーズは、人による測定誤差を防ぎ、初心者でも初日から簡単かつ正確に測定できるCCDカメラ内蔵のくぼみ自動読取機能搭載モデルを主力機種として標準化し、低価格で提供する。また、本体とPCとの接続は、2本のUSBで接続するだけなのでノートPCでも可能となっている(電動ステージ付タイプは除く)。

 また、同社が今回採用した新デザイン「Gフレーム」では装置中央部の背面が吹き抜けになっており、作業空間が広く手元が見やすくなり操作性が向上するとともに、長尺や面積の大きな試料も容易にセットし測定できるようになった。価格は184万円から。主な特徴は以下のとおり。

 さらに、くぼみの大きさに合わせてレンズが切り替わる自動レンズ切替機能を搭載。サンプル硬さが事前に分からずレンズ倍率設定に迷うような場合でも、適切なレンズが自動的に選択されるため、測定者が初心者の場合でも、簡単かつ正確に測定できる。対物レンズ4個を取り付けられる多連レボルバ機能をもつシステムも選択できる。

 電動ステージ付タイプの場合では、自動車の歯車など複雑な形状をしたサンプルなどにおいて、サンプルエッジに沿った試験位置を簡単に設定することなどができるサンプル形状認識機能を搭載した。端は硬く中央部になるほど軟らかくなるなど、部位によって硬さが異なる場合にも、試験パターンの中で個々の試験位置ごとに試験力を変えることができる。加えて、サンプルの全体像を観察して任意の位置を指定できるステージビューワ機能や、表面の高さが違うサンプルを測定する際に高さを補正できる機能など、測定を便利にする多数の機能を搭載している。また、PCを用いずにタッチパネルにより本体を操作する手動測定機も用意している。

 マイクロビッカース硬度計は、試料表面にダイヤモンド製正四角すいの圧子を押し込み、加えた試験力とできたくぼみの表面積から試料の硬度を評価する装置。コーティング膜や表面改質によって硬度を高めた金属材料、ファインセラミックス、エンジニアリングプラスチックなどの分野で品質管理や新素材の研究開発などに活用されている。