大同特殊鋼、富士機械から真空浸炭炉を受注

 大同特殊鋼( http://www.daido.co.jp/ )は、SUBARUの関連会社である富士機械から真空浸炭炉「モジュールサーモ」を受注したと発表した。自動車用ギヤなどの強度を高める熱処理用の設備として、2018年春頃の納入を予定している。

 富士機械は先ごろ、生産能力増強の一環として群馬県内の各工場機能の見直し、再編を決定。物流コストの削減、工場機能の集約策としてSUBARU大泉工場内に新工場を建設することとなり、同時に高い付加価値を提供する真空浸炭炉の導入を検討していた。

 大同特殊鋼は2007年にモジュールサーモ初号機を受注後、自動車および自動車部品メーカーを中心に国内3社、海外2社から受注をしている。同社の理論ベースの処理レシピ計算ソフト「浸炭くん」を適用した熱処理により、自動車部品に留まらず多様な製品への適用が可能であり、同社滝春テクノセンター(名古屋市南区)に設置してある量産規模の実証炉で事前に条件出しを行うことで、生産設備の垂直立ち上げが行える。設備状態監視システムの確立、レシピ登録を始めとする操作性の簡略化、ヒューマンエラーの防止など、作業者の習熟期間短縮や負荷軽減を実現し、設備納入後から量産体制へ移行できるという。

大同特殊鋼「モジュールサーモ」モジュールサーモ