神戸製鋼所、自動車用アルミパネル材の増産対応で熱処理・表面処理設備増強

 神戸製鋼所は、日本市場における自動車用アルミパネル材の需要拡大への対応として、真岡製造所(栃木県真岡市)に、アルミパネル材専用の熱処理・表面処理設備の増強を行う。総投資額は約200億円で、生産能力は年間10万t、2020年からの稼動開始を目指して今年度中に建設着工の予定。

 世界的な環境規制の強化を背景に、車体の軽量化ニーズが高まっており、日本や中国を除くアジア市場におけるアルミパネル材の需要は、年間約4万tから2025年には同社推定で30万t以上と、大幅な拡大が見込まれている。

 同社は、アルミパネル材需要の伸長を見込み、1980年代から材料開発、解析/設計、加工/接合などの技術開発を進めてきた。それらの技術を活用したトータルソリューションを提案することで、日系自動車メーカーをはじめ各社から高い評価を得ており、国内のアルミパネル材市場でトップサプライヤーとしてのポジションを築いている。また、海外においては、中国でアルミパネル材専用の製造拠点である神鋼汽車鋁材(天津)を設立し、昨年1月より稼動させている。

 今回の対応により、日本・中国を含むアジア向けに高品質のアルミパネル材を安定的に供給する体制を構築する。